たいちの徒然日記たいちの徒然日記

元新聞記者むくぎ太一が
日々のできごとを
ホンネでつぶやきます

2020年11月29日(日)

エネルギーに満ち溢れる福岡市 広島市の将来はどうなるのか 広島市議会議員・むくぎ太一(椋木太一)

こんにちは、広島市議会議員(安佐南区、自由民主党)・むくぎ太一(椋木太一)です。

11月26日から3日間、視察を兼ねて福岡市に行ってきました。

ここ数週間、いろいろと思うところ、考えさせられることがあり、改めて、広島市の外から見てみようと思ったからです。

福岡市は「アジアのリーダー都市へ」をスローガンに街づくりを進めており、「地方都市最強」の呼び声どおりの存在感を示しています。福岡市の中心地・天神は「天神ビッグバン」の合言葉のもと大規模再開発の真っ最中。街中に鋭気がほとばしり、躍動感や自信に満ち溢れています。私は2018年6月まで福岡市で暮らしていました。わずか2年半であちらこちらが様変わりしていることに、福岡市のダイナミズムを感じずにはいられません。

地方政令指定都市をひとくくりにした「札仙広福」という言葉はもはや死語であり、福岡市は広島市のはるか前方を走っている現実を見せつけられました。おそらく、福岡市は「札仙広福」よりも、大阪や名古屋に追いつけ追い越せの気概を持って疾走しているでしょう。

ふと、今季の日本シリーズで、セ・リーグとパ・リーグの実力差がクローズアップされましたが、そのことが頭をよぎりました。かつてのライバルはいつの間にか力をつけ、置いてけぼりを食らっている――。こうした現実を認めたがらない方々、あるいは、まったくピンとこない方々もいます。現状から目を背け、耳を塞ぎ、「広島はこういうものだ」「若いのに何が分かる」などと一蹴するのは簡単です。ただ、広島市の将来を見据えた時、目を背けることは何の解決にもなりません。

わずか3日間の滞在でしたが、福岡市のエネルギーを吸収し、広島市に還元できればと思っております。

旧大名小学校。廃校を改修しスタートアップ企業のオフィスとして再利用されている。

福岡市・天神の上空を飛ぶ旅客機。利便性の高い福岡空港は福岡市の原動力の一つと言える。