たいちの徒然日記

【平和記念公園周辺の高潮対策 「義勇隊の碑」をかさ上げ】

太田川デルタ部で国の高潮堤防整備が進んでいます。未整備の平和記念公園周辺で対策原案がまとまり、パブリックコメントが募集されました。

原案では、平和記念公園の東西を流れる元安川と本川で整備区間を計5つに分け、それぞれの区間の事情などに合わせた整備方法が示されました。

うち、本川左岸のＤ区間（相生橋ー西平和大橋）の護岸緑地に「義勇隊の碑」が建立されています。この碑は、昭和20年（1945年）8月6日、建物疎開中に原爆の犠牲となった旧温井村（現・安佐南区川内）の村民を悼むものです。

この区間も高潮で浸水被害が想定されています。ただ、背後地の道路は交通量が多く、碑の管理団体が地に碑を残すことを望んでおり、護岸を30センチほどかさ上げする方針です。

ほかの区間は、原案では護岸や歩道、遊歩道をかさ上げすることとなっています。今後、来年1月に整備案が取りまとめられ、国に提言され、来年度以降に詳細な設計が施されます。